カルシウムの吸収を助ける成分と邪魔する成分

カルシウムの吸収を助ける成分と邪魔する成分

 

骨の材料であるカルシウムは、身長を伸ばす要(かなめ)となります。

 

しかし、同じ量のカルシウムをとっても、人によって吸収できる量はさまざまです。

 

カルシウムの吸収を促進する成分「ビタミンD」

 

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出典:オーソモレキュラー.jp

 

消化された食物に含まれるカルシウムは主に小腸から吸収されます。このとき活性型ビタミンDが必要となります。

 

カルシウムの吸収を邪魔する成分「リン酸」

 

小腸には、消化した食物による様々な成分があります。そのなかに「リン」という成分があります。このリンはカルシウムと非常にくっつきやすい性質があります。

 

それだけなら問題ないのですが、実はリンとカルシウムが結合してしまうと、不溶性となり、小腸がカルシウムを吸収しにくくなってしまうのです。

 

そのため、せっかくカルシウムをたくさんとっても骨には十分なカルシウムが届かなくなってしまいます。

 

リン酸の取りすぎに注意!

 

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リンといわれてもあまりピンときませんよね。でも、実はすごく身近にあるのです。

 

それは・・・・「スナック菓子」です。 ドキッとした人も多いのではないでしょうか?

 

高カロリーで問題となりやすいスナック菓子ですが、添加物に使われているリン酸も問題です。

 

それだけではありません。例えば、コーラは骨や歯をボロボロにするといわれますが、コーラの添加物にもたくさんのリンが含まれています。

 

例えば、骨の成長にいいとされる牛乳は100gあたり、カルシウム110mg、リン93gですが、コーラ100gにはカルシウムが1gなのに対して、リンは16.5gです。

 

とはいっても、リンが悪いわけではありません。実はリンは、骨を作るうえで重要な役割を果たします。

 

リンが骨に与える影響

 

良い影響:カルシウムを変身させる

 

カルシウムはリンと結合して、リン酸カルシウム(ヒドロキシアパタイト)となって骨を作ります。
このとき理想の割合は、カルシウム:リン酸=2:1〜1:1といわれています。

 

これは母乳中のカルシウムとリン酸の割合に等しい比率です。

 

カルシウムとリンがそれぞれ吸収されてから結合すれば、リン酸カルシウムとして骨の材料に変身します。

 

つまり、リンは骨がカルシウムを吸収できる状態にしてくれるのです。

 

悪い影響:カルシウムの吸収を邪魔する

 

食物からのカルシウムは小腸から吸収されます。

 

しかし、小腸にリンがあるとカルシウムと結合してリン酸カルシウムとなります。リン酸カルシウムは水に溶けにくいため小腸からの吸収しにくく、結果的にカルシウムの吸収が少なくなります。

 

悪い影響:骨をボロボロにする

 

コーラやスナック菓子に多く含まれる添加物には、多くのリンが含まれています。過剰にとると血液中のリンの量が増えてしまいます。

 

リンの濃度が上昇すると、副甲状腺ホルモンが刺激されます。

 

副甲状腺ホルモンはもともと血液中のカルシウムの量を調整しています。血液中のリンの濃度が増えると、バランスをとるために骨の中のカルシムを溶かしだして血液中に戻します。

 

その結果、骨がスカスカになり、成長も止まってしまうのです。

 

カルシウムの吸収を助ける成分:CPP

 

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出典:オーソモレキュラー.jp

 

リンの存在によって、カルシウムの吸収が弱くなるのは大きな問題です。
しかし、長年の研究によってそれを解決する成分が見つかっています。

 

CPP(カゼインホスホペプチド)は牛乳のタンパク質と酵素から生成される物質です。小腸においてリンより先にカルシウムと結合します。

 

CPPと結合したカルシウムは、リンと結合することはありません。また、CPPと結合したカルシウムは水溶性のため小腸から効率よく吸収されます。

 

もともとCPPの働きが弱い体質の人は、栄養補助食品などで補うとカルシウムの吸収率があがるかもしれません。

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